アマダは、ビアメカニクスの発行済み株式の全てをアドバンテッジパートナーズがサービスを提供するファンド等から取得し連結子会社化する。
アマダグループは2030年に目指す姿として「長期ビジョン2030」を掲げると共に、持続的な成長と企業価値向上に向けた具体的なアクションプランとして、2025年度(2026年3月期)を最終とする3ヵ年「中期経営企画2025」を策定し、その実現に向けて全社で取り組んでいる。
アマダは、金属加工機械メーカーとしてアマダの資産であるレーザー技術による新領域拡大を長期戦略の最も重要な活動の一つに位置付け、高い成長率が見込めるe-Mobility、半導体、医療などの新分野への拡大、進出を目指し、アマダが保有するレーザー技術の可能性や、その技術を活用した事業拡大について模索してきた。
一方、ビアメカニクスは、半導体業界におけるプリント基板、パッケージ基板の加工機市場において、特にハイエンド領域の生産性の高いドリル穴明機、超精密レーザー加工機の分野にて、業界トップクラスの技術力、様々な加工ニーズにワンストップで対応できる組織力を強みに国内外における加工機メーカーのリーディングカンパニーとして成長してきた。
アマダとしては、ビアメカニクスをグループに迎えることにより、アマダが保有するレーザー技術などのコア技術、自動化装置、ITOによるサービスサポート体制や生産供給体制の仕組み等と、更に同社が保有する半導体産業における顧客基盤の活用などによる事業機会の拡大、経営基盤の強化等、更なる企業価値向上を期待できるものと判断し、本件株式取得を行うことを決定した。
アマダグループは今後、アマダが持つ自動化ソリューションとビアメカニクスが持つ高い技術を生かしたドリル穴明機や超精密レーザ加工機との相互補完関係を構築し、半導体業界の顧客基盤の大幅な拡充及びドリル穴明機やレーザ加工機をはじめとした高付加価値商品への資本の投下を実現していく。両社のシナジーを追求することによりグループのポジションをより強固なものとし、持続的な成長と企業価値の向上を目指していく。
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