クボタの子会社クボタ環境エンジニアリングは、3D、xR技術、AIなどを活用して施設の状態などをデジタルで可視化する技術に強みを持つマイスターの株式を取得し子会社化する。
上下水道施設などの社会インフラ施設の多くは老朽化が進み、点検や整備による設備保全の重要性が高まっている一方で、点検・整備人材の高齢化と人手不足、それに伴うノウハウ伝承が課題となっており、これらの課題に対応するため、O&M業務のDXによる省力化・省人化が不可欠となっている。
クボタグループは水・環境の事業領域におけるソリューションを成長ドライバーのひとつとし、機器売り中心から、O&Mやソリューションを中心としたビジネスへ転換することをめざし、クボタ環境エンジニアリングはAIやIoTなどICT技術を活用した上下水道施設や廃棄物処理施設などにおけるO&M業務のDXによる省力化・省人化の実現に向けて取り組んでいる。
マイクロソフト認定パートナーであるマイスターは、「見える化ソリューション」に強みを持つシステム開発会社であり、社会インフラの維持管理分野において、O&M業務のDXを支える豊富な知見や技術を有している。
2022年以降、クボタ環境エンジニアリングはマイスターと協業し、MRデバイスなどを活用した点検合理化技術やAIによる画像認識を活用した点検データシステム開発で協業してきており、クボタ環境エンジニアリングがこれまで培ってきたインフラ施設の運営維持管理ノウハウと、マイスターの持つ知見や技術を組み合わせることで、O&M業務のイノベーションを通じて、効率的で持続可能な水環境インフラの構築を実現していく。
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