以前と比べるとM&Aも一般的にはなりました。しかしながら、「自分が会社の売却を考えていることをみんなはどう思うだろうか」、「あの会社に売却を持ちかけるのは失礼では」という日本的な意識、相手の心を大切にしようとする気持ちによって、M&Aニーズは潜在的なままであることも依然として少なくありません。
私どもが貴社にだけの独自性のある提案をすることによって、一歩ずつ顕在化への扉を開いていきます。提案型であることは、M&A案件を開発、促進していくのに欠かすことのできない手法です。
アドバイザー同士の交渉の場合、真に相手のことを理解しようとせずに主張のための主張を繰り返し、交渉がとん挫したり、一方的な利を追求するあまりに、十分な情報開示をしないまま(場合によっては重要な情報を隠したまま)進めようとして、お互いに不信感をもってしまうこともあります。
私どもは、仲介者として常に双方のお客様と正面から向き合い、徹底的に話し合うことで、当事者間の齟齬のない相互理解を可能とし、信頼関係を構築し、ひいては案件成立が可能となると考えております。
「仲介」という方法が有効であることは、ほとんどの案件を仲介によりおこなってきた私どもの実績をご覧いただければご理解いただけるものと思います。
顧客至上主義を貫き、全てのお客様と正面から向き合うことなしに案件を成立に導いていくことはできません。私どもはいかなる企業グループにも属さず、特定のお客様と特別な関係を有してもいないため、案件を成立させることに対してのみ忠実に、課題を発見し解決策を考えることに純粋に取り組めます。
独立・中立系であることは、顧客至上主義を貫くための必要条件です。
パートナーメンバーは、前身である旧インターリンクやさらにはそれ以前のM&Aブティックにおいて、日本における独立系M&Aブティックが草分けであった時代から20年近くに亘り、数多くのM&A案件の成就に携わり、多くのお客様との信頼関係を築きあげて参りました。
こうした経験の積み重ねによって蓄積された研ぎ澄まされた豊富なノウハウは、案件成立の確度を飛躍的に高め、M&Aを志向する皆さまからご信頼いただけるものと確信しております。
M&Aの決断は常に厳粛で、かつ人間が行うものです。決断をせまられた経営者が会社の歴史に思いをはせ、企業文化への影響や従業員の将来を考えて不安になる。そのような中で、いろいろな葛藤を抱えながら決断を下す姿を目の当たりにしてきました。
そうした経営者の思いを、理解し、敬意をもち、繊細な配慮を行うという人間的な面も、M&A仲介者としての必要条件であると考えております。
当社は、M&Aを「自社の経営資源だけではできないことを複数の会社が互いに信頼関係をもって成し遂げること」と捉えます。
資本の論理のみによる対立をスタートとするM&Aを私どもがアドバイスすることはありません。
「信頼関係を構築すること」を第一義に考える皆さまのお力になりたいと考えております。